ふと気が付くとこんなことはありませんか?
『窓の結露』です。まだまだ寒い日が続き、暖房の使用も重なるとより顕著になってくるのではないでしょうか。
結露した窓(イメージ)
結露はカビの原因になるだけではなく、窓際に面した障子にとっても大敵となります。
特に化学繊維を使用した丈夫で縮む力が強い障子紙だと、よりこの結露の影響を受けて剥がれやすくなることが懸念されます。
これは結露で湿った障子紙が朝日を受けて乾燥し、急激に縮もうとすることが原因の一つだと考えられます。
そんな厄介な窓の結露の防止策として、ご家庭でも簡単に実践できる方法があります。
それが『食器用洗剤(中性洗剤)を窓に塗布する』です。
方法は以下の通りです。
1.窓(アルミ桟含む)をきれいに拭き、汚れを落とす
(この時にアルコールを吹き付けるとカビ予防にもなります)
2.窓の水気を取ったあと、食器用洗剤(中性洗剤)を綺麗な布などで窓とアルミ桟に薄く塗る
これで、窓が結露しにくくなります。
(※すべての環境に効果が期待できるわけではございません)
結露しにくくなる理由としては、食器用洗剤に含まれる界面活性剤の作用により、ガラス表面の水分が水滴のように一塊にならずに薄い膜となることで、早く乾燥するためと言われています。
ホームセンターなどでは結露防止のスプレー剤や断熱シートなどもありますが、こちらはご家庭で特別な用意も無くすぐに試せる方法としてご活用ください。
(すべての環境で効果が実践できるわけではございません。あくまでも生活の知恵という程度の認識としてご理解くださいませ。)
また、上でも述べましたが、結露しやすい窓際などでは、いわゆるプラスティック障子紙は剥がれやすくなることが懸念されます。
さらに、窓だけでなく障子紙自体も、通気性が悪かったり内と外の温度差が激しいと結露を起こす可能性があります。
特に気密性の高いプラスティック障子紙では、そのリスクがより高まります。
ホームセンターなどで丈夫な障子紙を購入して張ってみたものの、その後すぐに下からめくれてきてしまった……という経験はないでしょうか。
それを補うために、プラスチック障子紙を張る際にはボンドや両面テープを必要とするものが多く、次の張替えではがす際に障子の桟を傷めてしまう恐れがあるため、使いどころが難しい障子紙といえます。
『プラスチック障子紙』についてはこちらのページでより詳しく触れていますので、よろしければどうぞ。
>>『プラスチック障子紙』のメリット・デメリット
そこで『丈夫な障子紙を窓際に張りたい』という場合に弊社がおすすめするのが、破裂強度4倍(※ の丈夫な障子紙『ジャストロン』です。
※JIS規格破裂強さの下限値 78.45kPa に対して
このジャストロンは成分が通常の障子紙に近く、伸縮が穏やかで剥がれにくいため、ボンドを混ぜず糊だけで施工することができるのが特徴です。
丈夫さと貼りやすさを併せ持つちょうどいいい障子紙、まさに『ジャスト』な障子紙です。
丈夫な障子紙を初めて張る、という方には特におすすめです。
成分:パルプ60%、レーヨン他40%
寸法:95cm×30m巻
●無地は巾広(130cm×30m巻)も取り扱いしております。
『ジャストロン 30m巻 無地・雲竜』は、こちらのネットショップからご購入いただけます。
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