中でもただの摩擦音や、ふすま自体が風や振動によって揺れることで起こる振動音とも違う、ふすまを開け閉めするときに甲高く連続的なガタガタ……(ガタタタ……)という異音がするということはないでしょうか。
そのような場合、
・敷居とふすまの間に何かを巻き込んでしまった
・敷居に異物や傷などがあり、敷居に凹凸ができてしまっている
などの要因も考えられますが、もしそうでないのであればふすまの縁(ふち)が原因かもしれません。
原因がわからない場合、もし可能そうであればふすまを敷居から外してみて、ふすまの下の面の立桟(立の縁)と下桟(ふすまの下の縁、敷居と触れている縁)を見てみてください。
上の写真のように立桟(立の縁)が下桟(下の縁)よりも下に飛び出ている……ということはないでしょうか。
さすがにここまで飛び出ているのは少し大げさかもしれませんが、指で触って立桟が下桟より飛び出ているのが分かる状態だと、ふすまを開閉するたびに飛び出た立桟が敷居にあたり、それが特徴的なガタタ……(ギャラララ……の方が近いでしょうか。)と連続した異音を引き起こしている可能性があります。
このような場合は、ふすまの立桟を下からハンマーなどでたたき(当て木などをした方が望ましいです)、立桟を少し上に送ることで立桟を下桟に揃えるか、わずかに高くします。
こうすることで立桟が敷居に擦らなくなり、ガタガタという異音が収まるかもしれません。
もしも、敷居やふすまと敷居の間には異物や問題がないにもかかわらず、『ふすまの開閉でガタガタ(ガタタタ……)とうるさい音がする』という場合には、お試しください。
(上記の方法はあくまでも一例です)
ただ、それでも異音が収まらない場合や、音だけでなく
・ふすまの動きが悪い
・ふすまがうまく開かない
などの建付けの問題は、この機会にプロのふすま屋さん、表具屋さんに診てもらってはいかがでしょうか。
ふすまの張り替え時には、ふすま紙の張り替えとあわせて、プロの目でふすまの建付けを診てもらえますので、この機会にプロの職人さんにふすまの張替えを依頼>>してみてはいかがでしょうか。
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